皆様にこのワインをご紹介出来ることを、
本当に本当に嬉しく思います!!

このワインを造るのは、私がワイン業界に入った当初、
お世話になった日本人女性の醸造家なんです!!!!

その醸造家とは、世界で唯一、[日本酒]と[ワイン]両者
の醸造を経験している醸造のエキスパート、
ラドクリフ敦子さんです!!

旧姓『小林敦子さん』と聞けば、ワイン業界の方ならば
ご存じの方もいらっしゃるかと思います。オーストラリ
アの名門ワイナリー[ローズマウント]の醸造家として長
く活躍し、プロモーションで何度も来日しました!!

『日本人の醸造家で、彼女ほど経験を積んだ人はいない!!』
といわれているほど、非常に経験豊かな醸造家である敦子
さんが遂に!!、2013年オーストラリアにワイナリーを設立
しました!!

そして初ヴィンテージとなるワインが、日本にわずかな
がら上陸したんです!!

敦子さんの経歴を知れば、絶対に飲みたくなるワインです!!

これからご紹介する敦子さんの経歴、そしてワインに対
する愛情と情熱をじっくり読んでいただき、今回わずか
ながら譲っていただいた記念すべき初ヴィンテージワイ
ンを決してお見逃しのないよう、急いでお買い求めくだ
さい!!!!


それではご紹介します!!
私が敬愛する日本人女性醸造家、敦子さんが造る
そのワインとは、


[スモール・フォレスト・オレンジ・シャルドネ　2014]!!




敦子さんが[ローズマウント]で活躍なさっていた時に
初めてお会いし、数多くのことを学ばせていただきました!!

ローズマウントを退職後、敦子さんが造るワインを飲む
機会がなくなってしまいましたが、遂に!!日本が世界に
誇る女性ワイン醸造家、ラドクリフ敦子さんが造る、
それはそれは美しいワインを楽しめる機会がやってきた
んです!!!!

まずは敦子さんの経歴をご紹介すると…、

敦子さんは農大時代に出会った日本酒に惹かれ、日本酒
造りに憧れたものの、時は80年代後半、格式や伝統を重
んじる和酒の世界で女性が働く門戸は開かれず、1984年、
協和発酵に就職。品質管理や分析の仕事を務めるものの
「ワイン」に出逢い、醸造の道を歩き始めます。

1987年にココ・ファーム(栃木県足利市)でワイナリーの
拡大に伴い、ワイン造りを経験し、1990年にはワインコ
ンサルティング事業を始めます。

都農ワイン(宮崎県児湯郡)においては、立ち上げから参
加し、シャトー酒折、安曇野ワイン、奥出雲ワインへの
コンサルタント、さらにフランス（ボジョレー、ムル
ソー、ボルドー）やオーストラリア（ミルデュラ、クナ
ワラ、ヤラヴァレー、西オーストラリア）でのワイン造
りと経験を積みます。

この時にオーストラリア、アッパー・ハンター・バレー
にあるローズマウント社からプレミアムワインの醸造家
としての誘いを受け、オーストラリアへ移住を決めます。

その当時、ローズマウントは国内最大級の家族経営ワイ
ナリーの一つであり、醸造責任者のフィリップ・ショー
氏は≪世界最優秀ワイン醸造家≫を2度も獲得した
世界トップクラスのワイン醸造家!!ローズマウントは
世界中に輸出され、オーストラリアワインの人気を牽引
しました!!

そんなローズマウントの全盛期に敦子さんは入社し、
1999年から2006年までフィリップ・ショー氏のもと、
3万樽のワインを担当します。そしてローズマウントが
所有するニュー・サウス・ウェールズ州各地に点在する
ブドウ畑の特徴をすべて把握したといいます。

2009年には、これまでの経験を買われて一時帰国し、
宮城県塩竈にある「浦霞醸造所・株式会社佐浦」で蔵人
（もと屋）として日本酒造りや海外でのマーケティング
も担います。

そして、オーストラリアに再び戻り、ヴィンテージ・ワ
インメーカーや代理店向けに日本酒のコンサルティング
を行う傍ら、2012年に会社「スモール・フォレスト」を
創設。さらにバンコクでは日本酒の啓蒙活動を行うなど、
精力的に世界中を飛び回り、ワイン及び日本酒造りに従
事しています!! 

このように、敦子さんは25年にも及ぶ醸造のキャリアを
もち、ワインと日本酒の両方に携わる世界でただ一人の
醸造家です!!

私が敦子さんにお会いしたのは、敦子さんがローズマウ
ントで活躍なさっていた時期でした。

オーストラリアの小規模な家族経営ワイナリーであった
ローズマウントが、10年足らずで世界的ブランドに急成
長したその立役者が、醸造責任者であったフィリップ・
ショー氏でした。

世界最大級のワインコンテストで『最優秀ワイン醸造家』
を2度も受賞した世界でただ一人の醸造家、フィリップ・
ショー氏に、その醸造技術と知識、テイスティング能力
を認められ、世界一の醸造家のもとで醸造技術を磨いた
のが、敦子さんなんです!!

ローズマウントが大手ワイン会社に買収され、大きな会
社でのワイン造りに限界を感じたというフィリップ・
ショー氏は、ローズマウントを退職。それと同じ時期に
敦子さんもローズマウントを去りました。

7年もの間、世界一のワイン醸造家のもとでワイン造りを
経験した敦子さんが2012年、遂に待望のワイナリー、
「スモール・フォレスト」を立ち上げ、本格的にワイン
造りがスタートしました!!

まず敦子さんが選んだ産地、それはオレンジ地区でした。
紛らわしいですが、ワイン名の[オレンジ・シャルドネ]
のオレンジとはフルーツではなく産地の名前です!!

ローズマウントの話に戻りますが、ローズマウントは
ニュー・サウス・ウェールズ州に数多くの畑を所有し、
それぞれのテロワールを活かした数多くのワインが造ら
れています。

特に単一畑で造られたシャルドネの評価は非常に高く、
最高傑作の[ロックスバラー]は非常にゴージャスなシャ
ルドネであり、それとは対照的なのが冷涼なオレンジ地
区で造られた[オレンジ・シャルドネ]でした。

そして敦子さんが、自分のワインを造るのに選んだ土地
は、オレンジ地区でした。

オレンジ地区はオーストラリアでもっとも標高が高いワ
イン産地です。標高が高いということは、昼夜の温度差
が大きくなり、日中は日が良くあたりブドウはしっかり
と熟していきますが、夜になると温度が下がりキレイな
酸味が生まれます。

こうした環境は、ゆっくりとブドウが完熟し、糖分と酸
味がたっぷり詰まった良質なブドウが収穫することがで
きます!!

その結果、他のオーストラリアワインとは一線を画する
美しい酸味を豊富に兼ね備えた非常にエレガントなシャ
ルドネが生まれます!!

敦子さんがオレンジ地区でシャルドネを造り始めたと聞
いた時、思わず『やったぁ!!!』と飛び上がりました!!
個人的にローズマウントの[オレンジ・シャルドネ]が
大好きだったので、もういちどあの繊細で洗練された味
わいが楽しめるかと思うと嬉しくてたまりませんでした!!!

それでは皆様に、敦子さん自身が語る[オレンジ・シャ
ルドネ]をご紹介します!!

『100％シャルドネですが、らしくない特徴があるかも
　知れません。青リンゴや、フレッシュなアプリコット、
　ちょっとグラッシーですね。未熟果ではありません。
　色も、香りも味も、控えめなシャルドネです。
　クリーミーで余韻も繊細で長いと思います。
　軽いワインですが、複雑さがあります。
　食事だけでなく、食事の前の前菜やナッツ等にも合う
　かなと思います。しつこくないシャルドネなので、
　飲みやすいと思います。

　オレンジで栽培されたシャルドネの良さを、そのまま
　表に出したワインです。食事との組み合わせも、ロゼ
　同様に意外にいろいろなものに合います。ハーブを
　使った肉料理や、ハードチーズなどとも良く合うと
　思います。 』

と、その味わいをコメントしています!!

私も手を震わせながら、待ちに待った敦子さんのワイン
を飲ませていただきましたが、オレンジ地区の特徴が
しっかりと詰め込まれた美味しさが堪能できます!!

冷涼な気候のもとで生まれた洗練された果実味、全体を
引き締める豊富な酸味、柔らかい口当たり、「隠し味」
程度に使われる樽風味。その味わいに派手さはなく、
飾り気のない純粋な果実味が楽しめ、濃厚さはありませ
んが、複雑な味わいと芯の強さを感じさせます!!

2012年からは、
[インターナショナル・ワイン・チャレンジ・ワイン・ロンドン]
（世界最大級のワインアワード）

のSAKE部門における審査員として、日本酒を世界に発信
するお手伝いも続けています。

いつも自然体で気さくな人柄がとても魅力的で、ワイン
に対する愛情と情熱、そしてそのテイスティング能力に
驚かされます!!

日本人醸造家として彼女ほど経験を積んだ人はいません!!

「日本酒」と「ワイン」両者のエクスパートとして
世界ただ一人となるワイン醸造家、敦子さんが造るこの
美しいシャルドネを是非ともご堪能ください!!!